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磐田バッハいろいろアリアリ

静岡県磐田市に本拠を置く磐田バッハ合唱団のブログです。

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楽しくお勉強できる本が出版されました!

●とかくめんどくさくて、敬遠しがちな音楽理論のお勉強ですが………

ちゃ~んと楽しく
お勉強しておけば、
実は音楽がもっと、もっと
楽しくなるのかも!

今日ご紹介するのは、
親切丁寧設計で、
目からウロコの
おもしろコラム満載の
教本、

『保育者・教師をめざすあなたへ~
音楽の理論』
小畑秀樹・渡辺明子・春日保人共著
共同音楽出版社
定価 1,500円

です。



磐田バッハのバリトンソリストとして、いつも大活躍して下さる春日保人さんが、
ほとんどのおもしろコラムを書いていらっしゃいます。

これはもう、必読!

●難しくて苦手、と思わずに、基本から一歩、一歩!

この教本は、
子供たちが楽しく音楽出来るように、楽しく、また分かりやすく指導できる人材を育てよう、というコンセプトで書かれています。子供の年齢に合わせたきめ細かい指導をする事によって、子供たちがより楽しい音楽体験をする事が出来る。そのへんを考えて、まずは指導者が楽しみながら、勉強していこう! 
という感じ。

ではでは、
楽譜の仕組みに接するところから始めてみましょう。

実際にト音記号やヘ音記号を、書いて練習してみよう、から入りますから、楽典をかじったことがある人には、
「なんでそんなところから?」と感じられるかもしれません。

でもでも、人に見せる、特に子供たちに見せる事を考える時、正確で、見やすく、美しく譜面を書く事の大切さが分かってくると思います。

管理人も、大昔ですが、
バイトで写譜屋をやった事がありまして、きれいで、かつ正確に書く事で、演奏者が迷う事なく、演奏しやすくなるんだ、というのを実感しました。

音符を書く位置が狂っていれば、自分は八分音符で書いたつもりでも、人には、ひょっとすると、十六分音符に見えちゃったりするかもしれません。シのつもりで書いたのに、ドに見えちゃったりするかもしれません。

現代では、譜面作成ソフトも充実していますから、手書きをする機会は減っているのかもしれませんが、正確な記譜のメソッドを知らなければ、そもそもソフトを使う事が難しくなるでしょう。

ヤッパリ正確に譜面が
書けるというのは、大事な事だと思います。

とまあ、ちょっと固い話になりましたが、この教本では、
ナルホド、こういうわけで、
こういう風に書くんだな、こういう風に音程やリズムを考えていけばいいんだな、
というのを、スッゴく分かりやすく解説してくれていますので、保育者・教育者以外の音楽愛好家の皆様も、きっと楽しみながら音楽理論に接していけるのではないか、と思います。

クラシックばかりではなく、ポップスの曲についての解説部分もあり、コードネームの解説がありましたが、

コードの読み方ばかりにとどまらず、それを実際に譜面に書くと、この和音、さらに四分音符に分割した伴奏ならこれ、さらに分散和音で弾くなら、こんなパターン、上級者には、ちょっとジャジーな伴奏パターン、と、

実際に譜面が掲載されているのが、ものすごく親切!

管理人は、クラシックの楽典しか知らず、ジャズコードが何であるか? なんて、全く知らずに、急に思い立ってジャズの学校に入ったりしましたので(案の定、とっても苦労しました!)、セブンスコードの和音を、どう扱っていけばいいのか、基本からしっかり勉強していけば良かった、と後になって後悔しました。

こういう優しく導いてくれる教本、欲しかったな~(ToT)

●コラムで目ウロコがボロボロ!

西洋音楽の歴史の中から、
これは、という面白いお話を選んで紹介してくれている
コラム、大いに楽しんで読みました。

どうして、ドレミファと言う名前が音に付いたのか?

なぜ基本の音であるドのところが、アルファベット読みだとABCのAじゃなくてCなのか?

歌が上手くなる「聖ヨハネの賛歌」というものがある?
 ↑
個人的には、コレで上手くなりたい!

とか、意外と知らない
事だらけ。

管理人がへーへーほーほー
したのは、ヨーロッパ音楽のリズムは、元々3拍子がカンペキなものとされ、キリスト教の三位一体になぞらえられていた、というお話。

昔は、「カンペキ」を表す「○」が、3/4拍子を表す記号だったんですって!

なんだか、禅宗のお寺さんを思い出してしまいました。ほら、禅宗でも「○」を墨痕淋漓と書くでしょー。最高のもの、最善のものを示すのは、どちらも「○」なのかなー。

私たち日本人は、3拍子のワルツよりも、4拍子の民謡リズムの方が民族的リズムなんで、合唱をやる人の中にも、3拍子は苦手、という人もいますよネ。

ヨーロッパ人感覚だと、4拍子の方が余計なモノがある………って感じなのかもネー。

ところ変われば、リズム感覚も変わるのねー。

●イタリアの街角には、音楽用語がいっぱい!(^O^)v

譜面を見ていると、
ワケノワカラナイ(?)
横文字が書いてある事があります。

要は、「ここは優しく歌ってね~」とか、「ここは勇ましくやってね!」という指示書きなんですけど、

ほとんどの場合がイタリア語。たま~に、フランス人の作曲家がフランス語を使ったり、ドイツ人の作曲家がドイツ語を使ったりすることもありますが、圧倒的に多いのはイタリア語。

ヨーロッパ音楽の中心が
イタリアであったために、
世界中でイタリア語で
表記する習慣が出来たわけですが、

元々は、音楽専門に
新たに作られた言葉ではなく、イタリアの日常語から来ています。

だから、イタリアを
旅してみると、ほら、
あそこにも、ここにも、
聞いたような音楽用語が
飛び交っているんですヨ!

イタリアそのものを
楽しみながら、
音楽用語も覚えられて
一挙両得かも?!ヽ(^0^)ノ

……という、とっても
楽しいコラムがありました。

確かに、最近は
おしゃれでイタリア~ンな
デザートを、日本でも
「ドルチェdolce」って
言いますもんねー。
探してみると、
うんと楽しいかも。



 ↑
大分以前に買った本ですが、
上記教本コラムを読んで、
もっと、もっとイタリアンな
音楽用語で楽しみたくなったら、こちらがオススメ!

ラルゴって!
アレグロって!
実はそんなイメージなんだ!
でビックリしたものです。

「音」を「楽しむ」と書いて、
「音楽」。

メソッドも、用語も、
楽しまないと、ね!ヽ(^0^)ノ

*少々不具合があり、写真の向きの修正が出来ません。
見づらくて申し訳ありませんが、ご容赦のほどを!
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