磐田バッハいろいろアリアリ
静岡県磐田市に本拠を置く磐田バッハ合唱団のブログです。
2月のリモートレッスン報告です♪
- 2021/03/12 (Fri) |
- 音楽 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
●こんにちは。3月に入り、次第に春らしくなってきましたね。
東日本大震災から10年のこの3月。コロナワクチン接種は始まりましたが、まだまだ先行き不透明。なかなか手放しで春の到来を喜ぶわけにはいきませんが、ともかく前を向いて進んでいかないといけませんね。
磐田バッハのメンバーも、7月10日に予定されている演奏会に向けて、リモートレッスンと自主練で頑張っています。
今日はメンバーのMさんリポートで、2月27日に行われたリモートレッスンについてお伝えします。
●ついにドイツレクイエム終曲に到達!
毎月1回のリモートレッスンも、次第に慣れてきました。
ドイツレクイエムの第7番
Selig sind die Toten,
die in dem Herrn sterben
von nun an,
「今から後、主にあって死ぬ(神を信じ、その手のうちにあって死を迎える)人は幸いである」
です。
歌詞をご覧になれば
お分かりになりますが、
この歌詞、私たち日本人の
苦手な【e】【i】だらけなんです。どうしてもこの2つの母音は、咄嗟に唇を横に引いてしまいますよね。
●美しい母音のためには、まずは顎のマッサージから!
日本語の発音のクセで、
「い」と「え」は
はっきり発音しようとすればするほど、唇を横に引いてしまいがち。
そんな時、口回りの筋肉は、
ガッチガチに固まっています。
まずは、これをゆるめる
筋肉マッサージを教えて
いただき、マッサージを
しながら、「e~~」「i~~」で
丁寧に発声練習。
「その状態を保ったままで、
7番を通して歌ってみましょう!」
ということで、【e】【i】に注意を払いながら、歌ってみましたら、
「思っていたより、イイ感じですね!」(^^)v
とお褒めの言葉をいただきました~。良い状態の【e】と【i】の位置を常にキープ出来るよう自主練しなくては!
なかなか身体が記憶して
くれないのか、1週間も
すると、良い状態を忘れて
たりするんですよね~(T_T)
●息の【方向】、超大事!
特に7番で意識したいのは、
【あたたかく、豊かな感じの曲】である事。
このあたたかさ、豊かさの
音色をキープするためには、
息の方向性を【上へ向ける】
事が、とても大切です。
音の列が下行していったから
といって、息も下へ投げ出し
ちゃ、あたたかく豊かな響きにはなりません。
この曲で特に難しいと感じる
のは、【sterben】(死ぬ)という言葉。アタマがshで始まるので、出だしが忙しく、語尾のbenは力尽きて、ついつい下へ息を投げ出しがち。放り出さずに、ちゃんと下から支えてあげて、【息は上へ】をやり続けないとダメですね。
↑
そして、この言葉、何度も何度も出て来るのでした…(T_T)…
持続するって、難しい。
●隣のパートとも息の方向を揃えよう!
自分の事で精一杯で、とてもじゃないけど、隣のパートが何をやってるのか聴く余裕がない!
………というの、難曲では
ホント、あるあるです。
ドイツレクイエムはまさに
そういう難所が山盛りで、
うっかりしてると、
それぞれのパートが
息を合わせるどころか、
勝手に自分テンポで
走り出してしまい、
ワケがわからなくなる
事も………。
まずは、お隣さんのパートと、
息の流れが合ってるか?
確かめていきましょう。
例えば7番でしたら、
21小節目から始まる部分は、
寄り添うように
互いを支え合うように
各パートの動きが作られ
ています。という事は、
ここで自然と息の流れを
揃えて動かないと、
せっかくの寄り添う音形が
美しく響かない、という
事になります。
●【下界に降りないで!】
特に宗教曲、さらにレクイエムでは、天国に憩う人々の魂に想いを馳せ、神の愛に満たされて永遠に幸いなれ、と祈っているわけで、
音楽=祈り
です。
ですから、ひたすら美しい天上への憧れを込めて、神様の愛の温かさをイメージする音を作り続けなければなりません。
日常の世界=地上の雑音を感じさせてしまったら、聴いている人は、天国のイメージを持てないでしょう。
7番の45小節目から始まる後半の歌詞では、特に徹底して、
【湯気のように】息を上へ流し、絶対【下界に降りないで!】を合言葉に、最後まで【祈り】の音を。
注意したいのは、ここで懸案の
【i】発音が連続する事。
die in という部分が繰り返し
出て来ますが、【i】→【i】と
続くので、気をつけていないと、どんどん横に引っ張る筋肉が固まっていってしまいます。
筋肉をゆるめて、ちゃんとした
位置に戻すには、dieと in を
言い直すのではなく、
【息をもう1度流す】あるいは
【もう1度ゆるめる】と
意識してやるのが良いですよ、
と教えていただきました。
なかなか教えていただいた
事を実行し続けるのは
難しいですが、以前にも
教えていただいた通り、
【継続】していく事を心掛け
ていきたいですね!
Hさん、ご指導ありがとう
ございました!
今回は、バスのYさん、Rさん、ソプラノのIさんの御三方も、Zoomで参加され、盛り上がりました。
セッティングにご協力下さったNさん、Y本さん、ありがとうございました。
《今後の予定》
●2021年3月20日(土祝)15:00~17:00
3月のリモートレッスンin 磐田
小林秀雄
あなたと わたしと 花たちと
落葉松
バッハ
Singet dem Herrn
●2021年4月24日(土)
13:00~17:00
合同練習
清水マリナート リハーサル室
東日本大震災から10年のこの3月。コロナワクチン接種は始まりましたが、まだまだ先行き不透明。なかなか手放しで春の到来を喜ぶわけにはいきませんが、ともかく前を向いて進んでいかないといけませんね。
磐田バッハのメンバーも、7月10日に予定されている演奏会に向けて、リモートレッスンと自主練で頑張っています。
今日はメンバーのMさんリポートで、2月27日に行われたリモートレッスンについてお伝えします。
●ついにドイツレクイエム終曲に到達!
毎月1回のリモートレッスンも、次第に慣れてきました。
ドイツレクイエムの第7番
Selig sind die Toten,
die in dem Herrn sterben
von nun an,
「今から後、主にあって死ぬ(神を信じ、その手のうちにあって死を迎える)人は幸いである」
です。
歌詞をご覧になれば
お分かりになりますが、
この歌詞、私たち日本人の
苦手な【e】【i】だらけなんです。どうしてもこの2つの母音は、咄嗟に唇を横に引いてしまいますよね。
●美しい母音のためには、まずは顎のマッサージから!
日本語の発音のクセで、
「い」と「え」は
はっきり発音しようとすればするほど、唇を横に引いてしまいがち。
そんな時、口回りの筋肉は、
ガッチガチに固まっています。
まずは、これをゆるめる
筋肉マッサージを教えて
いただき、マッサージを
しながら、「e~~」「i~~」で
丁寧に発声練習。
「その状態を保ったままで、
7番を通して歌ってみましょう!」
ということで、【e】【i】に注意を払いながら、歌ってみましたら、
「思っていたより、イイ感じですね!」(^^)v
とお褒めの言葉をいただきました~。良い状態の【e】と【i】の位置を常にキープ出来るよう自主練しなくては!
なかなか身体が記憶して
くれないのか、1週間も
すると、良い状態を忘れて
たりするんですよね~(T_T)
●息の【方向】、超大事!
特に7番で意識したいのは、
【あたたかく、豊かな感じの曲】である事。
このあたたかさ、豊かさの
音色をキープするためには、
息の方向性を【上へ向ける】
事が、とても大切です。
音の列が下行していったから
といって、息も下へ投げ出し
ちゃ、あたたかく豊かな響きにはなりません。
この曲で特に難しいと感じる
のは、【sterben】(死ぬ)という言葉。アタマがshで始まるので、出だしが忙しく、語尾のbenは力尽きて、ついつい下へ息を投げ出しがち。放り出さずに、ちゃんと下から支えてあげて、【息は上へ】をやり続けないとダメですね。
↑
そして、この言葉、何度も何度も出て来るのでした…(T_T)…
持続するって、難しい。
●隣のパートとも息の方向を揃えよう!
自分の事で精一杯で、とてもじゃないけど、隣のパートが何をやってるのか聴く余裕がない!
………というの、難曲では
ホント、あるあるです。
ドイツレクイエムはまさに
そういう難所が山盛りで、
うっかりしてると、
それぞれのパートが
息を合わせるどころか、
勝手に自分テンポで
走り出してしまい、
ワケがわからなくなる
事も………。
まずは、お隣さんのパートと、
息の流れが合ってるか?
確かめていきましょう。
例えば7番でしたら、
21小節目から始まる部分は、
寄り添うように
互いを支え合うように
各パートの動きが作られ
ています。という事は、
ここで自然と息の流れを
揃えて動かないと、
せっかくの寄り添う音形が
美しく響かない、という
事になります。
●【下界に降りないで!】
特に宗教曲、さらにレクイエムでは、天国に憩う人々の魂に想いを馳せ、神の愛に満たされて永遠に幸いなれ、と祈っているわけで、
音楽=祈り
です。
ですから、ひたすら美しい天上への憧れを込めて、神様の愛の温かさをイメージする音を作り続けなければなりません。
日常の世界=地上の雑音を感じさせてしまったら、聴いている人は、天国のイメージを持てないでしょう。
7番の45小節目から始まる後半の歌詞では、特に徹底して、
【湯気のように】息を上へ流し、絶対【下界に降りないで!】を合言葉に、最後まで【祈り】の音を。
注意したいのは、ここで懸案の
【i】発音が連続する事。
die in という部分が繰り返し
出て来ますが、【i】→【i】と
続くので、気をつけていないと、どんどん横に引っ張る筋肉が固まっていってしまいます。
筋肉をゆるめて、ちゃんとした
位置に戻すには、dieと in を
言い直すのではなく、
【息をもう1度流す】あるいは
【もう1度ゆるめる】と
意識してやるのが良いですよ、
と教えていただきました。
なかなか教えていただいた
事を実行し続けるのは
難しいですが、以前にも
教えていただいた通り、
【継続】していく事を心掛け
ていきたいですね!
Hさん、ご指導ありがとう
ございました!
今回は、バスのYさん、Rさん、ソプラノのIさんの御三方も、Zoomで参加され、盛り上がりました。
セッティングにご協力下さったNさん、Y本さん、ありがとうございました。
《今後の予定》
●2021年3月20日(土祝)15:00~17:00
3月のリモートレッスンin 磐田
小林秀雄
あなたと わたしと 花たちと
落葉松
バッハ
Singet dem Herrn
●2021年4月24日(土)
13:00~17:00
合同練習
清水マリナート リハーサル室
PR
プロフィール
HN:
うり坊
性別:
非公開
最新記事
(04/25)
(03/12)
(11/26)
(08/12)
(02/26)
COMMENT